設定
少し前に某大手CRMでユーザーの設定不備により秘密情報がアクセスできるようになっていたという報道がありました。今回いわゆる新興ソフトで同様にユーザーの設定不備により情報が誰でもアクセスできるようになっていたとか。特に後者は念を押すような形にもなっているようです。初期値として非公開設定にはなってきているようには思いますが、アプリの性格上そうもいかないものがあるとは思います。メーカー側は、ユーザーの設定不備だから責任はないとのこと。正論である。ただ、この手の設定は、そもそも自分のやりたいこととの相関が分かりにくいものが多いように思います。スマホのアプリは、何でもかんでも”XXにアクセスする許可を与えますか?”と幾度も聞いてきます。私は長年の習慣でひとまず”いいえ”を選択するのですが、最後に”それではこのアプリは使えません”って言われることもしばしばです。このアプリにそこいるのかしらんと思いながら再インストールとなるのですが、おそらく多くの人は、慣れてしまって基本”許可”でちょんちょんと進めてしまうのではないかと思います。先の事例もそんな感覚が、つまり読んでいるようでわかっていないが例のあれみたいなものねと”はい”を選択してしまっていることも多いのではと危惧します。メーカー側は慎重にはなってきているので、使う側が慎重になれば防げることも多いように思います。ただ、もうちょっとわかりやすい表現がないかなと思う今日この頃です。デジタル庁さん、なんか共通語作ってくれないですかね。