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報道によると原子力発電所の方針がかわるそうである。”安全性を満たした上で”とあるが、40年+20年の上限60年という規制も取り払われるとのこと。その理由が他国ではこのような制限がないからということらしい。かなり、切り取られた情報かもしれませんが、もう少し明確な科学的な根拠も示すべきではないですかね。識者のコメンテータの話として、地震などの地理的状況も違うのにそんな横並びの理由でいいのかと疑問を投げていた。同じようなことが、新型コロナに関する介護区人受け入れ枠にも言える。G7等では撤廃されているからということらしい。横の動きを見ることは重要ですが、判断の基礎となる状況が違うのにそれを見ていないような気がしてならない。今、国内で救急医療が逼迫しているこの時に始めることだろうか。確かに、資源の無い日本で化石燃料が途切れたらたちまち電力が不足するであろう。ドイツを始めEU諸国は厳しい状況下にあります。どうも経済界の思惑に引っ張られている気がします。経済を回すことが優先されすぎていないでしょうか。日本としてどこを目指すのかというデザインが見えなくなってきています。システムを考える上でも、周りの状況、トレンドを見ることは重要ですが、最後は自分としてのエビデンス(意見・判断)がないと経営者を納得させられないと思います。