反物質
見慣れない言葉に目を引かれました。”反”は反対の意味を表すことが多いので物質の反対って。。しかも記事には、重力による落下を確認したとある。インターネット検索により斜め読みすると質量などは同じだが、電荷的に反対の物質で構成されたものということらしく、基本的に物資と対で存在するとのこと。ど素人には皆目な状況ですが、物質は重力で落下するというのは何となくではありますが理解してるので、その反対のものなら重力に対して反対の動作となると考える人がいてもとは思いますが、もちろんそんな単純な話ではないですね。人工的に、反物質の水素(反水素)を作り出し、空間に閉じ込めて分布を調べた結果、重力方向に多く存在するという結果になったことより、反物質も重力の影響を同様に受けると判明出来たとのこと。いわゆるビッグバン時には、物質、反物質は同じ数だけあったそうで、なぜ物質だけが残ったのかなどもわかっていないそうです。これが我々のどういったことに繋がるのか(凡人はすぐにそういう下世話な結論を知りたがる)わかりませんが、様々な技術の進歩でこういった実験が実現されたのは間違いのないところでしょう。そしてこれが契機となって周辺様々な研究が進むことでしょう。遠い向こうに何かを見つつ、それはぼんやりとしたものであっても、解き明かして行くことが直接的、間接的に或いは日の目を見ないままでも、いつしか我々の生活を救ってくれるものになるでしょう。折しもノーベル賞の発表が行われています。基礎研究の重要さ・難しさを考えさせられています。