MI

マテリアルズ・インフォマティクス(Materials Informatics)というものらしいです。ネット情報を切り取ると従来の手法(理論計算と実験)に対して、AI等のデータサイエンスの手法を取りいれたものということ。理論計算から候補を作って、それを実験で確かめるということから、実験データやシミュレーションデータを加味した探索技術で精度よく新素材の発見ができる可能性があるとのこと。理論に職人の感が加わるといったところでしょうか。以前の職場で逆解析という手法がありました。例えば扇風機の羽形状を変えることで風量や騒音を改良するのが普通、つまり形状ー>風量・音、でした。逆解析では、この風量・音になるための形状は?という計算を行います。自由度を大きくとると、時として羽の形という既成概念を超えた形状を提示することがあります。経験値には加速と制限があることがわかります。発想の転換などとも言われたりします。MIがそれをどう乗り越えるのか、今はまだその手前かもしれませんがプレデターの消えるマントも製品化される日が来るのかもしれません。

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