MSJ
先日の報道ネタです。ピンと来る方がいるのかなとも思いますが、非常に残念なニュースです。少なくとも私には。MRJと最初は言われていた三菱重工が手掛けていた国産ジェット旅客機の計画が、遂に中止されるとのこと。米国の認証試験がパスできれば国産初の小型ジェット旅客機となり、技術大国の復活と言うか象徴にもなり得たはずなんですが、壁は大きかったとのこと。もちろん、3年にわたるコロナの影響もあるでしょうが、残念です。専門家ではないですが、第2次大戦後日本は飛行機を作ることを禁止されました。それは当時の技術力の高さを戦勝国が恐れたからとも言われています。現在でもさまざまな部品は各重工メーカーなどが高い技術を持って提供していますが、その技術力をもってしても、全体を作るという技術は中々簡単ではなかったということでしょう。コストとの戦いもあるでしょうから、コロナ禍による全体の浮沈も大きく影響したものと思われます。いつの日か再チャレンジしていただき、madeInJapanの旅客機に乗せていただきたいものです。各担当者はさぞかし無念ではあると思いますが、得た技術を枯らすことの無いようにしていただきたいものです。今でも技術者のはしくれと思っている者からのお願いです。